第5話

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エジプト絵画に描かれてそうな、猫の置物をもらった俺はエレベーターへ乗り込んだ。 荷物は、宮川さんが電話してすぐ運んでくれるようにしてくれたらしい。 俺は宮川さんを、いい人カテゴリにいれた。 学校と同様生徒会が住んでる11階からは、普通の生徒は入れなくなってるらしい。 おりることはできるが。 置物の頭を無意識に撫でていると、どうやら10階についたようだ。 あ、エレベーターから近い。 ここでも宮川さんの優しさを感じる。 ピッ 俺はもらったIDカードをかざした。 ガチャ 俺「広。」 寮長室と同じくらいだと思っていたがあの部屋は置物が溢れているから狭く感じたと理解した。 俺「俺も集めようかな」 俺はもらった置物を、猫だから、にゃん太郎と名付け、机の上においた。 広い部屋は好きじゃない。昔から。 次は寝室だ。
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