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とりあえず門番に話しかけるか。
俺「すみません、転校してきた榊木です。」
門番「おー、話はきいてるぞー。俺は藤堂 敦志(とうどう あつし)敦志さんとでも呼んでくれ。よろしくな?」
門番すらもいけめんか。藤堂さんは、明るい茶色の髪で、ひげも生えている。頼れる人感がやばい。
俺「よろしくおねがいします、藤堂さん。ところで俺はどこ行けばいいですか。」
下の名前で呼びたくも呼ばれたくもない俺は驚いてる藤堂さんをよそに話を変える。
敦「あー、まあ、なんだ。校長室行けばいいんじゃねえか?けど、あと少しで副会長来るぞ」
俺「そうですか。ありがとうございました。待てないんで先行ったと副会長に伝えておいてください。では。」
俺は今日もらったパンフレットを見ながら校舎に向かって歩き出した。
敦「へー、この学校にはいないタイプだな」
ニヤリと笑いながら藤堂さんがこんなこと呟いてたなんて俺は気付かなかった。
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