第2話

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どーせ、これから自室にこもるから、 パーカーのことはシカトしてやる。 とかなんとか考えてるうちに、校長室へ着いた。 コンコン 俺「すみません、転校してきた榊木です。」 ?「入ってくれ」 ガチャ 俺はドアをあけた。豪勢な部屋があるかと思った。いや、たしかに豪華だ。けど、この洋服な学校には明らかにあってない。 なぜなら校長室は、the.和室だったからだ。 畳が敷き詰められ、懐かしい匂いがする。真ん中にはこたつがあり、そこに校長と思われる人がいた。 暑くないのだろうか....... 今は春。そこまで寒くない。しかもその人はかなり体型が横に大きい。たぬきみたいだ。 ?「やあ。ようこそ鐘塔学校へ。まあ、とりあえず榊木くんも入るかい?」 穏やかに笑いながら俺を呼ぶその人に何処か安心感を感じた。 ああ、そうか、義父さんと似てる。 顔も声もどこかにてるんだ。 ?「私は、佐藤 秀喜(さとう ひでき)だ。榊木くんの義父さんとは兄弟なんだ。」 そうだったのか。だから似てたのか。 俺「そうでしたか。」 俺はこたつに入りながら言う。 こたつは、暖かくなかった。 不思議に思っていると校長が、笑いながら雰囲気を出したかったんだと言ってきた。俺は妙に納得してしまった。
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