第1話

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 ……正面戦闘では強い。だが地下で、爆弾でやられればさすがのFBI捜査官でもどうにもならないのではないか……?   ……爆発後、銃声は止んだ……  ……つまり……………… 「……………………」  篠原、河野……二人とも村田の言いたい事を理解し、顔を見合わせる。その顔色は真っ青になっていた。もし今思い浮かべた事が事実であれば、ただこうして立て篭もっているわけにはいかない。  村田は小さく口元を微笑ませる。 「考える必要があるでしょ? ボクもこの館での宝箱探しを終えた事だしアイデアは出しますよ」  そういうと、村田は静かに再び歩き出した。
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