プロローグ

3/4
前へ
/625ページ
次へ
「またそんなことを言って。聞きましたのよ? 朝子ちゃん、中学校三年間ずっと整美委員会で活躍していたんですってね。それに遠足のときは自分でお弁当を用意してきていたとも。学校の先生からとても自立できた子だと伺いました。そんな子が毎日傍にいてくれたら、うちの学もそれをお手本にもっとしっかりした子に成長できるんじゃないかしらって、私凄く楽しみですの」 お母さんたちのマシンガントークについていくことを諦めかけたとき、耳を疑うような言葉が会話に混じった。 ちょっと待って。 毎日傍に?
/625ページ

最初のコメントを投稿しよう!

582人が本棚に入れています
本棚に追加