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行方不明となっていた玉岡くんがカウチソファの上で昏々と眠りについていたんだ。
しかもその体の上に被さっているのはわたしの掛布団。
「な、なんで」
このソファは人一人が余裕で寝転がれるし、確認するまでもなくお高い品なのでそれなりに寝心地は良さそうだけど、部屋主がこんな場所で寝る理由が思いつかない。
抱き枕になれと言ってきたくらいだから、わたしと寝るのが嫌だったという線は薄い。
玉岡くんが何を考えているのかまったく分からないや。
朝ごはんがまだだから頭が動かない。
あ、朝ごはん。
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