幕間

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サタンは門を通ってある場所に来た。 そこは“魔界”と呼ばれ、悪魔や死神などが暮らしている世界だ。 サタンが戻ってくると悪魔が一匹、側にやってきた。 「“あちら”の方はどうでしたか?」 「そうだな、予想よりも強いな。今創っているやつでは足らないかもしれない。」 サタンの予想よりも強かった翔のチカラ。だがサタンには、そのチカラがなんなのかわからなかった。 「では、どの位“強化”致しましょうか?」 サタンは少し考え込み、 「そこなんだが、今の5倍ほどにしてくれないか?」 「ですが、それだと……」 「構わない、やってくれ。無理に急いで欠陥を作らないよう時間をかけて構わん。完成したら連絡をくれ。」 「……かしこまりました。」 悪魔はどこかへと消え、サタンはまた考えた。 「ふむ、翔のことについて調べなければならないな。あとの仕事は他の奴に任せればいいし、人間界にでも行って調べる必要があるな。」 サタンはまた門を開き、人間界へと消えた。
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