7人が本棚に入れています
本棚に追加
サタンは門を通ってある場所に来た。
そこは“魔界”と呼ばれ、悪魔や死神などが暮らしている世界だ。
サタンが戻ってくると悪魔が一匹、側にやってきた。
「“あちら”の方はどうでしたか?」
「そうだな、予想よりも強いな。今創っているやつでは足らないかもしれない。」
サタンの予想よりも強かった翔のチカラ。だがサタンには、そのチカラがなんなのかわからなかった。
「では、どの位“強化”致しましょうか?」
サタンは少し考え込み、
「そこなんだが、今の5倍ほどにしてくれないか?」
「ですが、それだと……」
「構わない、やってくれ。無理に急いで欠陥を作らないよう時間をかけて構わん。完成したら連絡をくれ。」
「……かしこまりました。」
悪魔はどこかへと消え、サタンはまた考えた。
「ふむ、翔のことについて調べなければならないな。あとの仕事は他の奴に任せればいいし、人間界にでも行って調べる必要があるな。」
サタンはまた門を開き、人間界へと消えた。
最初のコメントを投稿しよう!