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翔はまだ屋上で仰向けになって空を見ていた。空は蒼く、快晴という言葉が当てはまるんではないか。
「俺が死神になれる……か。」
想像もつかないが、現に死神はいた。そして、ふと、思った。
「そういえば、死神の感情ってどんなんだろうな?」
それはただ純粋に、好奇心からきていた。本来ならば考えられない考え。触れてはならない領域なのではないか。
「今度会ったら見てみるか。」
その領域をいとも簡単に踏み込んでしまえるものを持ってる翔は既に、狂ってしまっているのではないか。
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