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………そして、死神に出逢ってから2ヶ月経っただろうか。
翔はこの世界に飽きていた。……いや、飽きたのではなく世界を嫌いになりすぎた……
なぜなら、翔は死神に会って、今日までに鳥や犬、猫など人以外の感情まで解るようになった。……否、なってしまった。
それからというもの、人と触れ合わなくなった。
学校も休み、昼は寝て夜に起きる。そして、高いビルの屋上に行き、静かに過ごす。
もう、感情を読むと意識しなくても大勢の生物の感情が入ってくる。そんなの人一人の脳で処理できるはずがない。
そして、ある日気付いた。生物は眠りについているとき、自分が意識しなければ感情を視ることが出来ないということ。
また、自分が眠りについている時はよほど強い感情がこない限り無意識に読めないこと。だから夜に生きようと決心した。
夜に起きている人も少なくはないが昼と比べると圧倒的に少ない。
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