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いつものように、ミチは自分の家の前に、車を止めた。ユリミもいつものように
助手席から運転席に移動しようと、体を斜めに立ち上がり、膝を助手席に立てて
運転席に行く準備をした。いつもなら、
「 もう、あっさり帰ろうとするんだから。」
と名残惜しそうにするものの、すんなり、下りる。だから下りるだろうと
おもっていたら、ミチは運転席から向き合った状態のユリミのおっぱいをぎゅっ
と2回ぐらいつかみ揉みした。ユリミは一瞬たじろぎ、突然の意外な行動にまば
たきをした。そして息をゆっくり吐いた。フワッと何かが体の芯をつついた。そ
してよろめき、中立ちのまま、彼の左肩にユリミの右ほほが寄っていき、
「あっ。」
とすぐ離れた。するとミチが
「あぁ、だいじょうぶ、この服は、僕が、彼女と会うとき 着ていない服だか
ら。」
と言った。1ヵ月以上前田が、ユリミが付けたかは不明だが、左肩に着いたファ
ンデーションらしき形跡があるのを追及されたと聞いていたことを思い出して反
射的に離れたのだ。ぱっと離れるともう一度キュっキュッとおっぱいを触れてき
たミチ。ユリミは再びじわ~っと心が躍り
「なによ、そんなことされたら、抱かれたくなるやん。」
「今度ホテルに行こうよ。」とミチ。」
「いつもあなたって、わたしをほってるやん。」
「そんなこと言うけど、自分が毎週休みの日、講習とか漫才とか言って時間な
いやん。」
「そうやったかな。じゃぁ、今度ゆっくり行く?」
「朝から晩まで何回も行けるぐらいゆっくり行く?わぁ、楽しみやなぁ、楽し
みにしとくわ。」とミチ。
いつも毎日のように仕事が終わるころ、電話が入る。
「ローソン、連れて行って、お姉さん。」
ローソンだけのつもりが、彼の買い物やほかのコンビニ、ビデオやさんや本屋、
食事と…いわゆるユリミは便利なミチの足。便利に車を出して、彼に運転させ
て、彼が自分で自分を送り届け、彼の自宅前で、運転を変わって、あっさり帰る
日常。車の話、パソコンの話、インターネットの話、買い物の話などに終始し
て、エッチな会話など皆無に等しい。
でもだからこそ、ユリミは自分の中にうずうずした
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