『要するに、思考に付いて』

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何か、分からない事、思考を自発的に止めれる人間には個人にはよるが何かしらの方法を持っている。道に迷えば、取り敢えず右に行こうと行動に反映出来る。道に迷えば、硬貨の裏表でどちらに進むか一応決めれる。 要するに、何かしらの決め事やルールがあるのだ。好み、性格、効率化、多種に渡るだろう理由と訳で取り敢えずと保留か結論を出せる。 この思考を止めれない人間にはそれさえ考えて仕舞う。考えて仕舞う人間の思考を、考えを自発的に止めれる人間は愚考だと罵るか、慮れず保留する。 考えを止めれない人間。それは生きる上で困難を極めるし、瑕疵としては十二分に超過していた。人間は考えを止めれない場合、その思考より上位に決めていた考えで消し、帳尻を合わせて行動出来る。 考えを放棄出来るのは実の所生きる上では最高の選択肢だ。考えを放棄出来なければ結局何も出来ない人間になるし、行動を起こし、考えずに行動を先に置けれる人間は保留と結論と仮定や前提を何気なくこなせた。 前言撤回。行動より思考が勝る事はない。考えずに行動を先に置ける人間は正直いない。悩むし、考える。行動出来るのは不変的解決法を確立させているからだ。だから、死ぬ間際でさえ考える。人間は考える為に生まれて考えながらにして死ぬ。 だから考える事を止めれない人間は人間らしいと言えばとてつもなく人間の鏡である。実に人間らしく考えているのだ。 ――何故道が出来、何故道は道で、道は何故道であれるか。道とは何を意味し、道は何を定義に道であるのか。共通的に認識、内的思考、外的思考、まだまだ考えなければ、私は何を考える――。 考える事を止めれない人間は、保留を、問題を解決しない方法を知らなかった訳じゃない。考えに押し潰されて、健気に、これからも一時も休めず考え続けるだろう。 考える事を止めれない人間。そして考えた。 ――要するに、思考に付いて――。
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