中学時代

11/16
前へ
/56ページ
次へ
類は友を呼ぶってあれですかね。 私の周りには心が弱くなっている人間がかなり居ました。 私が弱いから、言いやすかったのかもね。 今なら、彼や彼女たちに、どんな言葉をかけるかな。 もし少し疲れている子ども達が目の前に居たらきっとこう言うだろうな。 「自分が知っている世界が世界の全てではないよ」 誰か昔の私に言ってあげてください。 おそらく猛反発しますから。(笑) 義務教育って奴からは逃れられないんですよ。 そして私にとってその事実が、苦痛以外の何者でもなかった。 必死に逃げようとするのに、足は進み、雨は着いてくる。 だから心の中を探すんです。 必死になって。 希望はないか! 何かないのか! 苦しみは耐えるだけが能じゃないはずだ!! そんな中で他人が見えちゃうんです。 強く耐える木々。 甘えられる環境がある子ども。 うらやましい目線でいっぱいのだだっ子がそこに見えるでしょう。 社会人になって猛省して書き換えたものと見比べてみてください。 そうやって無理して走ってるとどうなるか想像つきますよね。 疲れるんです。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加