自然への憧れ

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光の雨:  光の雨の中を散歩しよう  それは天からの贈り物  溢れた光と零れ落ちる雨の雫が織り成す神秘の共演  悪戯な精が  雨の精と光の精に招待状を送り  雲という名のカーテンを開けて行われる  短い時間の饗宴  僕らが垣間見るのは  その煌びやかな饗宴への招待状  光の雨の中を散歩しよう  びしょ濡れになったってかまわない  傘なんて捨てちまえ  輝きの中に一人立ち  その恵みを肌で感じることをせよ  その恵みを誉め讃えることをせよ  大きな声で笑って  ただその恵みを受け止めよう  涙が一雫溢れる時まで  ただその恵みを受け止めよう  光の雨の中を散歩しよう  もったいないから  その欠片を小瓶につめてそっとあなたに贈ります  美しい虹の架け橋が  きっと僕とあなたをつないでくれるから
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