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数日後の日曜日、千香と亜里沙は陽太が働くファミレスへと向かっていた。
二人で新人バイトの女の子を見定めるために。
８月の晴れた午後は太陽の威力が凄まじくて、日陰を選んで歩いても汗が出る。
「なんか、恐いな」
千香が不安げに呟くと、亜里沙は明るく言い返す。
「大丈夫だって！ 見るだけなんだし、心配することなんてないわよ」
「そうかもしれないけど、見たいような見たくないような……。めちゃめちゃ可愛い子だったら、どうしよう」
「見てみたい、って言ったのは千香でしょ？ 私も一緒だし、それに千香は彼女なんだから、堂々としてればいいのよ」
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