嘘と本心

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「陽太と同じのにしちゃった!」 ビッグサイズのカップをテーブルの上に置き、亜里沙は陽太の正面に座った。 「ごめん、こんな遅い時間に……。無理して今日じゃなくても良かったんだけど」 陽太が申し訳なさそうに告げると、亜里沙は笑顔で言い返す。 「平気よぉ! 明日は遅番だし。今日でちょうど良かったの」 「そっか。ありがと」 「それより話って何?」 「うん……」 陽太は重たい口をなかなか開こうとしない。
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