恋人の裏切りを知ったとき

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「千香!」 陽太は諦めずに追って来た。 「千香、ごめん。待って!」 追いつかれた千香は仕方なく立ち止まる。 「何なの? 一人で帰る、って言ったでしょ!」 陽太と千香は通行人の邪魔にならないよう、自然と通りの端に寄った。 陽太は今にも泣き出しそうな表情で言う。 「俺たち……これでもう終わりなの? 俺は、もし千香が許してくれるなら、別れたくない……」
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