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「千香さんがそう言ってくれるなら、夕飯を食べてから帰るよ」
「良かった。実は目を付けてるお店があるんです。イタリアンなんですけど」
「そうなんだ。でもイブだから、予約でいっぱいじゃないかな?」
「……予約してあります」
千香は照れ臭そうに告げ、智和の顔には笑みが広がる。
「ありがとう。千香さんの気持ちが嬉しいよ」
「お世話になってばかりだから、ささやかなお礼です」
千香は智和の笑顔を見て、心が浮き立っていた。
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