親友

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どのくらい時間が経ったのだろう。 30分? いや、もっとか……。 気の済むまで涙を流して少し落ち着いた亜里沙は、突っ伏していた顔を上げて、部屋の時計を見た。 時刻は11時半過ぎ。 夜の静けさが亜里沙の孤独感を募らせる。 酔ったせいもあり、誰かと話したい衝動に駆られた。 この辛い現実、苦しい気持ちを誰かに訴えたい。 自分の話に耳を傾け、真剣に聞いてくれる相手を求めていた。
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