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亜里沙と千香は、いつの間にか語り合っていた。
親しかった昔のように、仕事や恋の話まで。
お互いもっと警戒し合うと思っていたが、ごく自然に話している状況に、二人とも内心驚いていた。
「その先輩と陽太だったら、どっちの方が好き?」
「えー……どうだろう……」
真剣に考えている顔つきの亜里沙。
千香はグラタンを食べながら、亜里沙の答えを待っている。
亜里沙は視線を落として、なかなか答えない。
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