親友-2

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千香の問いかけに、小首を傾げる亜里沙。 「少なくとも、ピークのときみたいな情熱はないよ」 「そうなんだ」 「あれほど好きだったのに、ほんと自分でも不思議」 「気持ちって不思議だよね。一生変わらない恋愛感情なんてあるのかな」 千香が素直に疑問を口にし、目が合った二人はフッと微笑む。 「10代の頃は“絶対ある”って信じてたよ。誰かを好きになると、この恋は永遠って思ったし」 「私も亜里沙と同じ。10代の頃とはやっぱり違うよね」
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