親友-2

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少し迷って、二人は同じシーフードグラタンを選んだ。 グラタンが出来上がるのを待っている間、二人はまた黙りがちになる。 亜里沙は残り少ないコーヒーを飲んだ。 「全然違う話をしてもいい?」 千香が亜里沙を見つめながら、遠慮がちに切り出した。 「いいよ。何かな?」 「去年のイブのことなの」 千香に言われ、亜里沙は当時の記憶を辿る。
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