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「亜里沙は智和さんにメールしたよね? 夕方頃」
ああ、と思い出した顔になる亜里沙。
確かにメールを送った。
孤独なイブに耐え切れず、智和と陽太に同じメールを送ったことを思い出した。
友人への一斉メールを装った姑息なやり方で送り、智和には完璧に無視されたのだ。
「うん、思い出したよ。でも、どうして千香が知ってるの?」
「智和さんが教えてくれたから」
「そっか。千香は今、智和さんと付き合ってるんだもんね」
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