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「亜里沙は今でも、ダンスの仕事がしたいんだよね?」
陽太の声は、心なしか弾んでいる。
「そうだけど……」
「今度やるライブハウスの近くにダンススタジオがあってさ。確か、インストラクターを募集してたよ!」
「ほんと?」
「そこさ、ライブハウスのスタッフの知り合いがやってるんだ。一度、話を聞いてみれば?」
「でも私、未経験者だし……。ダンススタジオなんて務まるのかな」
亜里沙は思わぬ急展開に戸惑っていた。
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