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亜里沙は感極まって、携帯を持つ手が震えていた。
千香の気持ちが有難くて。
本当に嬉しくて。
こんなにも自分のことを気にかけてくれる人がいる……。
亜里沙はその事実に深く感謝していた。
陽太にも、千香にも、毅にも、感謝の気持ちでいっぱいだった。
と同時に、反省と自責の念が沸き起こる。
どうしてダンスの担当になれないと分かった時点で、すぐ行動しなかったのか。
どうしてダンス講師への道を、自ら率先して調べようとしなかったのか。
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