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毅に対しての、恋心が足りないのだ。
ときめきとか、熱い想いとか。
そういったものを感じない。
その状況は、智和に告白された時と似ていた。
それでも智和の時は、好きになれるかもしれないと思って付き合い始めた。
けれど、恋愛感情は持てなかった。
そして、二年も付き合ったのに別れてしまった。
同じ過ちは二度としたくない。
もう自分が傷つくのも、誰かを傷つけるのも嫌だった。
ただ智和の時と違うのは、陽太の存在、陽太への想いだ。
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