結婚しないの?

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亜里沙は何とも言えない気持ちに襲われた。 切なさに近い感情だった。 陽太が恋しいとか、陽太に未練が出てきたとか、そういう切なさとは違う。 好きなことに打ち込んでいる人を羨ましく思う気持ち……。 陽太のハイテンションを、眩しく羨ましく感じたのだ。 亜里沙はアイスコーヒーを啜り、返信を打ち始める。 だが途中で指が止まった。 メールよりも電話をしよう……。
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