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そっと触れた唇はすぐに離れて。
「ああ、もうっ」
恥かしいのか、枕に顔を埋める赤ずきん。
本当は捕まえてやろうと思ったのに。
うつ伏せになった肩のラインがあまりに華奢で。
思わず手を伸ばした。
これをいつも乱暴に抱いてるんだな。
しっとりとしているのに、すべすべで。
手触りがいい。
オレの手の平で背中の半分は隠れる、小さな背中。
白くて柔らかい肌に――。
思わず、口づけをする。
「くすぐったいです……」
枕から顔をちらっとだして訴える赤ずきんに、思わず笑ってしまう。
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