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こてんとあっけなく、肩にもたれてきた。
テーブルの上に置いた炭酸水の気泡が大きく一つ弾ける音が聞こえた。
肩に乗った赤ずきんの頭をそっと撫でて髪で遊ぶ。
身を寄せてくれても……。
カチコチじゃないか。
緊張が伝わってくる。
誰かと風呂に入ったことがあっても、オレといることに緊張してる。
それだけで満足させてもらえる。
こういうところが、たまらない。
そっと赤ずきんの額に唇をつける。
湯船につかる前から赤くならなくてもいいのに。
思わず笑いそうになるのをこらえた。
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