第11話

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温泉じゃないし、大丈夫だよね? 炭酸の入ったコップは冷たくて――。 あれこれ考えていくよりも、オオカミさんの反応に任せていいのかもしれない。 南ちゃんも、上級者っていってたし……。 上級者ってことは――って、また頭の中が脱線していくところだった。 こうやっていちいち悩むから重いって言われて振られたんだ。 でも、オオカミさんは、わたしを重いって思わないって言ってくれた。 今はその言葉を信じるしかない。
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