ひより日和

二日目 祭囃子

行事なんてもんは、もう人間と関わりたくない私にとって、全くもって参加したくないものなのである。
何故かって？そりゃ全員参加にしろ、何にしろ、人間と会議やら、打ち合わせやらをしなければ、いけないからだ。
それに、運動系統で決勝まで行ったとしたら、嫌でも応援しなければならない。
あー行事なんてめんどくさい。めんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさいめんどくさい。
「口にでてて怪しいよ？ひよりちゃん」
我に帰ったら、悪魔兼死神が、笑顔でこっちの顔を覗いてきていた。
「そりゃ悪ぅーござんした」
「そんなに学祭嫌なの？」
もう聞きたくない。
「当たり前」
学祭などという言葉を。