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時間切れ。
空が高くなる度、陽の光は弱くなって、冷たい風が僕の心の表面に少しずつ氷の膜を張る。
凍る水分が無くなる頃には、僕は何処にいるんだろう?
陽の光に飾した僕は、未熟な表面を取り繕う事で精一杯で…
飾り付ける為の服も、アクセサリーも、何も持っていないのにね。
やっと強がる事を諦めた頃、冬が来た。陽の光を包んでゆく凍りついた雨雲は、遥か遠く。
「なんか、変わったね。もうどこにもいけないよ?」
夜の声が聞こえた。
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