虚無色の空に。
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虚無色の空に。
座り込む、私。 冬の川辺は色彩に乏しく、 目に映るものは白と黒。 水面に映る空は色そのものがなく、覗いても、覗いても、悲しみすら映らない。 私は夢を見る。 毎日ただ、君の夢を。 橋の下では初老のホームレスが毎日水面を覗き込んでいる。 時間という概念は、いつしか残酷に佇んで… 色の無い空の中でなら、永遠に側にいれるのに。
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