7人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうもしない。雷の属性を隠せばいいのだよ。」
「え?それじゃあ僕が此所に入学した意味がなくなって、只の落ちこぼれじゃないですか…」
「…どうやら、君は私の話を聴いていなかった様だね。2属性持ちだと言ったろう。…ぁ」
「あ…ぇと…じゃあ!もう1つはなんの…」
「あぁ、すまない、訂正しよう。
私は君が2属性持ちだと言ったね。これは雷の属性を抜きにしての話で、正確には3属性持ちだ。」
「え?それって…」
「落ち着きなさい。 君の属性は金と風だ。」
(五代属性の風に特種属性の金、それに伝説の雷・・・やべぇ…)
「でもそれって…噂では、金属性は政府に匿われるとか…」
「ハハハ…それは事実だ。
でも、学習課程を修めていない君には今のところ関係のない話だ。」
「えっと、馬鹿に利用価値はない。ですね?」
「ハハ… 君はもう帰りなさい。今日から、学友にもこの事は言わない様に。」
凄みを利かせるように僕に言い、後ろにいる担任に退室を促す。
部屋を出て窓の外を見ると、、、あれ?さっき…これも魔法か?
でも、どんな魔法?
光源は何処からか分からないが学内が明るい。人工的な光ではあるが。
「先生、属性の呼び方って火、水、風~…じゃないですか?
確か、他の呼び方がありましたよね?」
「それは明日の授業で覚えることだが……そうだな。
火は、紅焔(コウエン)
水は、奔流(ホンリュウ)
風は、烈空(レックウ)
土は、砂塵(サジン)
氷は、雪晶(セッショウ)
次に…
金は、鋼錬(コウレン)
音は、振壊(シンカイ)
生は、命哭(メイコク)
雷は、霹靂(ヘキレキ)
光は、極光(キョッコウ)
闇は、暗淵(アンエン)
以上だ。もう帰るんだな。確か寮だったか?入寮時間、過ぎてるぞ。」
最初のコメントを投稿しよう!