7人が本棚に入れています
本棚に追加
校長の話の後「学生寮管理人室」に向かい遅れた理由を話すと、あっさりカードキーを渡してくれた。
怒られる覚悟はしてたのに、さ。
キーを持って部屋のある階まで寮専用の転移魔方陣に乗り移動だ。
この寮、自分の部屋がある階以外へ行くには非常階段を使うか管理人…〝寮管〟に頼み魔方陣を組み直してもらうしかない。
降りる時はそれぞれの階に1つづつある魔方陣に乗れば楽。
自分の部屋がある階へはカードキーを持っていれば魔方陣が反応する。降りる時もカードがないと降りられない仕組みなのだ。
「ぶつぶつと何言ってるんだ?」
「へ?僕に言った?」
偶然か必然か…
寮9階にシカメが現れた。
「魔方陣とか階段とか言ってたろ?」
「いや?一回も。」
「そんな…いや、気のせいか。
んで、アオイはここで何してんの?」
「9-12号室。 が、僕の部屋。」
「隣じゃん。俺は13な。 そういや、、11号はお前の好きな奴だぜ。(ニヤニヤ」
なんだろう…シカメ、顔がうるさい。
「あっそ。じゃまた」
こういう反応は薄情に見られるのだろうが、多分そんなのは気にしない奴だろう。
最初のコメントを投稿しよう!