召喚の儀

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やらないんだったら、僕が先にしてもいい? とは、言えず… ~20分経過… 「…フゥー・・・やる。」 …あ、決めたらしい。 暇ちゃんが牽制気味だから、座ってぼぉーっとしてると、ちょうど良い日差しに舟を漕いでしまっていた… 気持ちいいんだよね…寝てもいいかな? … ちょうど、大きめの雲が太陽を隠してしまう… それと同時に体をブルッと震わせ、次に立ち上がる。 見ると、まだ針は刺してない。 「…やる。…やる …やる…」 痛いのがダメと言うより、針がダメなのかな? 「焦れったい!こうだ!」 「!? ж∀&℃♂〒↑ッ!!────……やった…」 ※やったのは暇ちゃん※ 「はいはいほらほら!入って!行って!」 言われるがまま、手をお碗の形にして魔法円に入り中心に立つ。 さぁ、何が出る? 「…我、汝を慕い、信頼し、この、血を捧げる。汝は我を試せ。召喚」 さっきまでと同じ様に魔方陣が出て動き出す。 最初のサキュバスより少し大きいかな? 先ず見えたのが、言わずもがな足。 いきなり頭が見えたら化け物だ。 とは言っても今、僕等が召喚してるのは化け物で間違いないんだけどね。 黒いな…2、3?4か。 脚4本、……馬? 一角…ウニコール!じゃないや、ユニコーンだ! でも、黒いユニコーンなんているんだね… ここは魔法学院なんだ。 固定観念に囚われてちゃいけないな。
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