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ユニコーンの体高は優に3メートルはありそうだ。
角は1メートル程度か?
長いのは長いんだけど、斜めに欠けて見える。
『フン、処女か。』
喋った!!馬が喋った!!
…じゃにぁいな…
落ち着いて、落ち…
「…うん、年齢的にはね。」
『 ? どういう意味だ?』
「あれ?分からないの?モノケロースには理解出来ない?」
『ほう、帰ってよいのか?』
「バイバイ。」
あれ?怒ってない?
『据わっているようだな。?
契約してやっても良いのだぞ?』
「……あれ?まだ居たの?何?」
『…(何故、動じん!ユニコーンよりも珍しいモノケロースだぞ!知っていて何故動じん)
その〝年齢的に〟とは、どういう意味なのだ?』
「…教えない。…もしかして、そんな趣味なの?」
『ぬが!違う!主は処女なのだろう!?』
「気持ちわる…ユニコーンだかモノケロスだかなんだか知らないけど、躄の血と魔力に惹かれて出てきといて処女、処女って…最低。」
こういう時、女って怖いわ。
特に暇ちゃん怖いわ、人の召喚したのに平気で口出しするなんてユニケロス(以後、ユロス)に刺されてもおかしくないよ…
『!!お前、(サキュバス?)…いや、なんでもない。』
「な!そう。(何!?見下された!?)」
『さぁ、主よ。契約だ。』
「ぇ? してください、お願い致します。でしょ?」
『何を!主は先に〝我は汝を慕い、信頼し、この血を捧げる。汝は我を試せ。召喚〟と、宣ったではないか!』
怖い、躄が怖い。
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