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へぇ…ちゃんと同じ言語を使えるんだ…
“ツエ…イプツ…違うな、シェイプシフター知ってる? かな?”
「知らない。シェイプシフターってなんなの?」
“ミミリノク… ミミックは?”
「知ってる。見た目が宝箱そっくりの化け物だね。」
“・・・それ、ミミックじゃない。シェイプシフターが他のものに化けた形。 か…”
「つまり、君はシェイプシフターで、、、どうして喋らないの?」
“声まで同じじゃない。
ね…成る程。”
「僕の姿以外の見た目だったら喋ってもいいでしょ?宝箱でもいいよ。」
…頼むからもじもじするな!気持ち悪い!
…?
“今や宝箱は、ミミックであってシェイプシフターじゃない。”
…
「ごめん… じゃあ!シェイプシフターの元の姿ってなんなの?」
気になるに決まってる!
…
“真っ白の…像の無い形。”
「じゃ、じゃあ!その真っ白の、人の形になって!その方が話し易いし…」
“マネキン”
それだけ書くと、のっぺらぼうになり、衣服が消えて、特徴がなくなる。
何も目立ったところのない、等身大の白い球体関節人形の出来上がり。
「凄いね… そうだ、君は帰らずにここにいるんだし、契約は…どうなるの?」
“し/×
『し…ょぅ。』
久し振りに声を出したのか、聞き取り辛く、上手く発声出来ていないような。。
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