悪巧み

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頭が気に入らない。 だから、この時間は雷属性は止めて、もう2つにしよう。 なんとなく、金より風の方が魔力の消費量が少なそうだ。 残量はどれくらいだろうか? 休みの日にでも計ってみようか。(1回の消費量を) 「ねえ、鹿目は火と土の球どんなのが出来た?」 「はあ?着火マンレベルに角砂糖ぐらいだけど?碧は?」 着火マン?何それ? 「風が、…こんな感じ。鉛筆が…これが…削れるくらいかな。屑が飛び散るけどね。カカカッジリザリ」 「先生ー、おーい先生ー?」 え?どうして呼んだの? 「友人感覚で呼ぶな。…で、どうした?」 「こいつ、碧の風ってこんなもんなわけ?それとも、俺の火……これがショボい?」 嫉妬?悋気?なわけない… 「ん あ~… いや~…比べるといかんわな。後ろの席だから見えると思うけど、(小声(ここだけの話、そのマッチ程度も出来てない奴もいるんだ。 枠囲、お前は魔力量と学力以外は優秀な部類かもしれんな。 竜胆、魔力量は良い方だな。でも、その火は普通な部類だ。」 「特訓あるのみ…ですか?」 「いや、授業以外での魔法の行使は罰則ね。生徒手帳読んでないな?」 「ノリ悪いっすわ~…ま、イメトレしときます。」 「先生、この球を維持してる間も魔力の消費ってありますか?」 「ぉお、良い質問だ。んー…枠囲、この後は魔力を使用する授業はない。よって、そのまま維持してみろ。」 「あ~… はい。先生が言ったんですからね?」 他の教師にとやかく言われるのは勘弁、だからね。 「大丈夫、心配するな。教師は滅多に廊下歩かないし、他の生徒にゃそれ見えずらいから。」
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