悪巧み

16/27
前へ
/120ページ
次へ
じゃんけんの後 「負けるとか…しかも三連続とか見損なった。 それと、いきなり仕掛けるの卑怯だし、相手のペースに引っ掛かってるし!」 暇ちゃんには完全にバレてました。 「いや、じゃんけんって言ったの俺だから。それに、男に二言はない!」 「は?調子乗るな。公正にもう一回。」 「暇。」 「ぁ…ってのは冗談で、、このまま、ままでいいよ。躄の横だからね!うん!」 これは… 怒ったらそうとう怖いか、口利いてくれなくなるんだろうな…‥・・・ と、こんなことがあった。 横の視線が嬉しくない。 当初は六班が倍率一番だろうな~と思ってたし、じゃんけんで最初に勝ったチームが六班にしてたから、僕も女子は右側の席になると思い込んでた。 でも、全班が決まった所でいきなり先生が「席は自由でいいぞ~」なんて言うんだもんな… じゃんけんで勝って、歓喜してた男子は最初こそ「おっおっおっお?」だったものの、薪束姉妹に想いを馳せる顔面偏差値最底辺の男子だ。 例の如く同チームの女子に席を奪われてしまって、男子が横に並ぶ嬉しくない結果。… まぁ、僕達もその結果… winはなく、男子はlose… いや、looseか。 「なぁ、どうしてこうなった?」 急に無表情で話し掛けるなよ… 「起きてたんだ。まぁ、、、先生の陰謀じゃない?」 「なるほど… あぁ、仕返しか…そーゆう顔してるわ。I☆N☆S☆H☆I☆T☆S☆U‼だな。」 「意外に元気だな。」 それにしても、後ろ姿似てるなぁ…似て…入れかわっても見分けつかないな。
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加