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じゃんけんの後
「負けるとか…しかも三連続とか見損なった。
それと、いきなり仕掛けるの卑怯だし、相手のペースに引っ掛かってるし!」
暇ちゃんには完全にバレてました。
「いや、じゃんけんって言ったの俺だから。それに、男に二言はない!」
「は?調子乗るな。公正にもう一回。」
「暇。」
「ぁ…ってのは冗談で、、このまま、ままでいいよ。躄の横だからね!うん!」
これは… 怒ったらそうとう怖いか、口利いてくれなくなるんだろうな…‥・・・
と、こんなことがあった。
横の視線が嬉しくない。
当初は六班が倍率一番だろうな~と思ってたし、じゃんけんで最初に勝ったチームが六班にしてたから、僕も女子は右側の席になると思い込んでた。
でも、全班が決まった所でいきなり先生が「席は自由でいいぞ~」なんて言うんだもんな…
じゃんけんで勝って、歓喜してた男子は最初こそ「おっおっおっお?」だったものの、薪束姉妹に想いを馳せる顔面偏差値最底辺の男子だ。
例の如く同チームの女子に席を奪われてしまって、男子が横に並ぶ嬉しくない結果。…
まぁ、僕達もその結果…
winはなく、男子はlose…
いや、looseか。
「なぁ、どうしてこうなった?」
急に無表情で話し掛けるなよ…
「起きてたんだ。まぁ、、、先生の陰謀じゃない?」
「なるほど… あぁ、仕返しか…そーゆう顔してるわ。I☆N☆S☆H☆I☆T☆S☆U‼だな。」
「意外に元気だな。」
それにしても、後ろ姿似てるなぁ…似て…入れかわっても見分けつかないな。
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