霹靂を隠す者

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全員のその視線を統合(2人は別だった)すると… 言わずもがな、まきつか いざり の方向を見ていた。 なんだか牽制しあっている様にも見える。 ・・・で、なんだ?という話だ。 「なんか見てるな?で、なんなんだ?」 「へぁ?えっ?何で?どうしてそれが分かって答えが分からないの?馬鹿な(ry ギッ!ズタン!! おあ!!痛…冗談だろ?流せよ?」 明らかに馬鹿にしてただろ。とは、証拠がないので言わない… ま、こいつが座り直すタイミングで椅子を後ろに引いてやったからもういいや。 「で、あれなんだ?」 「ハァ…あいつはこの組ではトップクラスの容姿だろ? 見てる奴は全員男子だし。しかも、冴えない感じの奴が殆んどで、モテなさそうだよな? …ここまで言ったら分かるだろ?」 なるほど… 「犯罪者予備軍か。」 「アハハ…それは言いすぎだ。 まぁ、、起こりうるけども… ──で、だ。 話し掛けるか?」 「…あいつらの事なんか気に掛ける必要ないだろ。行ってくる。」 ───… コツコツとまきつかの机の端を手の爪先で打ってみる。 やっぱ話し掛けづらいからな。 「用?」 「よ、よう…」 ・・・あ、そっちじゃねぇわ
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