第2話

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「佑くんだから……いいよ…えへっ」 ペロッと舌を出して笑う真城さん…… ヤバイ…… 胸のドキドキが止まらない…… マジで……好きになってしまう…… 「ね?私達って……その…あのね……アレ……した?」 「なっ!?」 真っ赤な顔で聞いてくる真城さんにパニクる…… 「そ、それは……」 「それは?」 「それは……」 「うん。それは?」 「……してない…よ……」 ボソッとつぶやいた僕に真城さんは少し残念そうに…… 少しホッとしたように…… 「な~んだ~」 タメ息をついた。 「こんな写真持ってるくらいだから絶対深い仲なんだろうな~て、ずっと思ってたのにな~」 と言って、僕の寝顔の写真を出してくる。 「ちょ!?そういえば昨日返してもらってなかった!返してよ!」 写真に手を伸ばすと、真城さんに「嫌だよ~♪」と、かわされる。 「これ私の写真でしょ?私の持ち物」 「違うんだよ。色々あって、なんで真城さんが持ってるのか僕もわからないんだけど、それは姉ちゃんが撮ったもので…いいから返してよ~」 「え~?でも私が持ってたんでしょ?だったらやっぱり私の写真じゃない!嫌だよ~だ♪アハハハハハ」 「こら!返せ!この!」 いつの間にか笑いながらベッドの上で写真の取り合いっこになる……
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