第2話

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「返せ!」 「嫌だよ~アハハハ♪」 僕の右手が写真を掴んだ。 「それっ!もらった!」 「ダメッ!!」 写真を奪い取った僕に飛び付いてくる真城さん…… 「うわっ!!」 ドサッ!! ベッドの上に倒れこむ…… 「もう……強引すぎだよ真城さ……!?」 目の前には……真城結衣の顔が近くにあった…… お互い近すぎる距離に顔が真っ赤になる…… 唇をチョンと尖らせればキスできるくらいの距離…… ドキ…… 胸が……鳴る…… ドキドキ……… どんどん…大きくなる…… 「佑…くん…」 「は、はい……」 二人見つめあいながら…… どちらともなく……唇が重なっていた…… 頭の中は真っ白だった…… 何も考えられない…… ただ胸のドキドキは更に大きくなって、まるで耳元でドラムが叩かれてるようだった…… スッ……と、真城さんが離れる…… 僕のファーストキスが終わる…… 「へへへ~♪写真返してもらいました!やったね!」 赤い顔でガッツポーズをする真城さんが堪らなくカワイイ…… 「元々……僕の物だっての……」 ま、いいか……と笑う僕…… 僕は……真城結衣に……落ちていた……
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