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「返せ!」
「嫌だよ~アハハハ♪」
僕の右手が写真を掴んだ。
「それっ!もらった!」
「ダメッ!!」
写真を奪い取った僕に飛び付いてくる真城さん……
「うわっ!!」
ドサッ!!
ベッドの上に倒れこむ……
「もう……強引すぎだよ真城さ……!?」
目の前には……真城結衣の顔が近くにあった……
お互い近すぎる距離に顔が真っ赤になる……
唇をチョンと尖らせればキスできるくらいの距離……
ドキ……
胸が……鳴る……
ドキドキ………
どんどん…大きくなる……
「佑…くん…」
「は、はい……」
二人見つめあいながら……
どちらともなく……唇が重なっていた……
頭の中は真っ白だった……
何も考えられない……
ただ胸のドキドキは更に大きくなって、まるで耳元でドラムが叩かれてるようだった……
スッ……と、真城さんが離れる……
僕のファーストキスが終わる……
「へへへ~♪写真返してもらいました!やったね!」
赤い顔でガッツポーズをする真城さんが堪らなくカワイイ……
「元々……僕の物だっての……」
ま、いいか……と笑う僕……
僕は……真城結衣に……落ちていた……
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