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『それに……今のお前の気持ちどうだ?もう嫌われてもいい…なんて思えないんじゃないのか?』
「いや…元々嫌われてもいいなんて思ってなかったけど……確かにもう嫌われたくないよ……」
『好きになったんだろ?今まで好きにならないように押さえつけてきたのに……』
「……うん……」
正直に良太に答える……
病室で真城さんとキスしてからはもうずっと真城さんのことしか頭に浮かんでこないのだ……
「これが恋なのか?良太?僕こんな気持ちになったの初めてなんだ……教えてよ!良太」
『知らねーよ!!』
良太からの本気のツッコミが返ってくる。
『知らねーけどよ……その気持ちを大事にしたいなら、もう僕なんか……て言うの止めて進むしかないんじゃないのか?本当に真城結衣をお前だけの色にしないと失うんだぞ……』
良太の言葉が胸にのし掛かる……
「……わかったよ……もう逃げない……僕は本気で真城さんを……いや、結衣を僕色に染める……」
『……なにが結衣だよ…このニセ彼氏が!!……けど、頑張れよ……親友のお前が幸せになってくれるなら……俺は……』
「良太……」
良太の言葉にジーンと感動しかける……
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