惣領冬実氏(代表作「MARS」)

2/3
前へ
/176ページ
次へ
      ES 他人の記憶を、自由に操ることのできる青年。秋庭亮介(あきばりょうすけ)は、秋庭の操ることのできない人間。九条未祢(くじょうみね)に出会う。九条は秋庭の秘密を探るうちに「ES」と云う、人為的に造られた人間の存在を知り。もう1人のES「イザク」の存在を知る てな話。 最初から最後までガッツリ決められたストーリー。無駄がない。実にまとまっている。ジャンプでは有り得ない構成です。 後に登場する悪役キャラである「イザク」の強大さも物語の主になる最高の材料です。 キャラの心の動きの描き方が上手いです。犬を使ってみたり、人と人の触れ合いの中で、ふとした瞬間に表してみたり。見事としか言いようがない。 登場キャラをバッタバッタと死なせていく潔さ。そして、その死を各キャラに重く受けとめさせ、ちゃんと向き合わせる。簡単なようですが、凡才の漫画家にはなかなかできないと思います。 表紙の美しさは飛び抜けてます。私はいわゆるジャケ買いしました。笑 非常に素晴らしい作品です。是非読んでもらいたい作品ですm(_ _)m 8点
/176ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加