深愛~美桜と蓮の物語~Forever Love 2

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「・・・」 「私はケンの誕生日にはお揃いのアクセサリーをプレゼントしてるよ」 「お揃いのアクセサリー?」 「うん、ピアスとかブレスとかネックレスとかあとはリングとか」 「だから葵さんとケンさんはいつもお揃いのアクセサリーを着けているんだね」 「うん、最初は私の誕生日にケンがペアリングをプレゼントしてくれたのが始ま りなんだけどね」 「うん」 「ペアのものってプレゼントした方もされた方も・・・両方が嬉しいでしょ?」 「うん、そうだね」 「だから、それからずっとお互いの誕生日にはお揃いのモノを贈りあってるの」 「そっか~アユちゃんは?」 葵さんと私の会話をお姉ちゃんみたいに優しい瞳で見ていたアユちゃんに視線を向けた。 「私?」 「うん、アユちゃんはヒカルのお誕生日プレゼントどうしてるの?」 「私はヒカルが“あったら使うだろうな”って思えるモノをプレゼントしてるよ」 「あったら使うもの?」 「うん。ほら、ヒカルってチームの事以外には興味を示さないっていうか、無頓着っていうか・・・まぁ、そんな感じだから自分の持ち物にもあんまり拘りがないんだよね」
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