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「…なんで、でしょうね?」
いや、やっぱり
正直にぶっちゃけることにしよう。
散々ここまで色んな事があっても
今でも信じれない僕自身が居る。
テレビで見るヒーローの敵って
ゴ○ラみたいな怪獣だったり
気持ち悪い姿をした化物だったり。
僕の中での敵のイメージが
強いだけあって
目の前で起こっている状況を
把握しきれず、
自分自身を怨みたくなる。
それほど綺麗で可愛くて
僕にとってはとても残酷なモノ。
ただただ誰も傷つかずに
日々を笑顔で
幸せに暮らして欲しいと願い、
自分の手で世界を救おう
なんて格好いいことを思ったから
神様に持ちかけられた
"ヒーロー"の話に賛成して
世界を守る素敵な
"ヒーロー"になっただけなのに。
「…う…嘘、……だ…よね…」
…誰も良いから
今、ここで原稿用紙に
100文字以内で簡易に
なおかつ馬鹿な僕でも
分かりやすく纏めて教えて欲しい
って誰かに願いたい。
そうしないと
今直ぐ泣き出したい気分だ。
いいや、もうとっくの前から
目から雫が溢れているんだ。
「泣き虫ヒーロー、少し素敵ね?」
━━━ 僕は神様を憎んだ。
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