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一頻り爆笑した蓮さんが漸く声を発したのは、私が爆笑モードだと気付いてから軽く5分以上経ってからだった。
十分に爆笑したらしい蓮さんの目尻にはうっすらと涙が溜まっている。
……一体、なにがそんなに面白かったのかと頭を捻ってみてもその原因は分からず、私はただひたすら首を傾げるしかなかった。
「……美桜」
蓮さんが目尻に浮かぶ涙を拭いながら私の名前を呼ぶ。
「え?なに?」
「誰もお前が変な事を考えているなんて思ってねぇーよ」
「え?そうなの?」
「あぁ。でも……」
「……?」
「そんなに全力で否定されたら」
「されたら?」
「実は変な事を考えてニヤけてたのかもって思うかもな」
「……!?」
……もしかして、私、自爆しちゃったの!?
「……まっ、冗談だけどな」
「は?冗談なの!?」
「だって、お前は嘘なんてついてねぇーし」
「……?」
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