第3話

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「美桜?」 「ち……違うの!!」 「違う?なにが?」 「ちょっと昨年までのクリスマスの事を思い出していただけで」 「……」 「……別に変なこととか考えてないから!!」 「……」 ……あれ? なんで蓮さんは無言なんだろう? 不思議に思い指の隙間から蓮さんの様子を窺ってみると ……えっ!? なんで、笑ってんの!? そう、蓮さんは笑っていた。 しかも普通に笑ってるんじゃなくてか声を押し殺し肩を震わせている。 ……これは蓮さんの爆笑モードだ。 なんで? どうしてこのタイミングで爆笑モードなの? 全く状況が読めない私は 「れ……蓮さん?」 オロオロと声を掛けることしかできなかった。
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