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「運転者として───‥‥」
外はまだ風が冷たい2月。
でも、窓側の席は日差しが心地良く眠気を誘う。
決まった講習を受けないと運転はまだ出来ないらしい。
頬杖をしながらハゲた先生の頭をボ~っと眺め、今日の講習は終了。
授業を受けたサインを貰って、二階の講義室を後にした。
廊下から見下ろす教習内のコースを走行する似た白いセダンの車。
番号が各々ドアに書いてある。
続々と一列に停車するのを眺めていると、見覚えのある教官が目に入り歩みを止めた。
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