矛盾

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全身に鎧をまとった男が、 右手に矛を握り、 とある小さな村に行き着いた。 彼は戦場で無数の傷を負いながらも、 数々の武勲をたてた矛の名手。 しかし彼にはその強い力を持つが故に、 ある悩みがあった。 ――相手の命を奪うより、自らの命を守りたい。 彼の立ち寄った村の入り口には、 店主一人の小さな商店があった。 その店主は自慢げに声を上げている。
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